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【塾講師経験談】「授業中になるべく授業はするな!!」と言われた話

塾・家庭教師
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本日は、以前勤めていた塾で、
「授業中になるべく授業はするな!!」と
言われた話について、
書かせていただこうと思います。

その後私が講師として働く上で、
大事にしている考え方で、
特に塾講師として働いている方、
これから働こうと思っている方にとっても
ためになる考え方だと思いますので
是非ご覧いただければと思います。

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背景

まず、これを言われた塾がどのような塾か、
そのときの背景などを簡単に
ご説明させていただきます。

これは、私がまだ大学生だった頃に
務めていた塾の話です。

その塾は個人が経営している塾で、
個別指導塾でした。

また、生徒にも非常に人気の塾で、
常に入塾待ちの生徒がいるのと同時に、
常に新しい講師を雇っているような、
そんな絶賛拡大中の塾でした。

特徴的なのが、
個別指導なのに仕切りがないことと、
講師がインカムをつけていて
指示を受けることができるというシステムです。

1つ目の仕切りがないことは、
一般的な個別指導塾とは異なる光景かなと思います。

学校の机のように、
一方向に向かって机が並べられていて、
生徒の隣に講師がついて指導をします。

隣との距離が非常に近く、
隣の講師や生徒の声ももろに聞こえるため、
どの講師もはきはきとしゃべる必要があります。

どちらかと言うと静かなイメージのある
個別指導とは正反対の光景です。

この雰囲気がその人に合うかどうかはまた別問題ですが、
一般的な個別指導塾以上に活気があって、
熱量のある授業が展開されていたと思います。

そしてもう1つ、
塾講師側の視点から非常に特徴的だったのが、
(これを言うとわかる人であれば特定できそうですが)
講師全員が授業中にインカムをつけた状態で
授業するということです。

これは私もいろいろと塾で勤めてきましたが、
ここだけかなと思います。

インカムをつける理由は、
いつでも指示をする、あるいは受けるためです。

先ほど申し上げたように、
この塾には仕切りがありません。

そこで、隣の講師の授業風景を見ることができます。

新人講師には、
ベテラン講師を挟み込むように配置しており、
授業中でもベテラン講師は新人講師の授業を見ながら、
ときおり指示を出します。

もう少しはきはきしゃべろう、とか、
生徒が困っているから聞き方を変えよう、とか、
もっと生徒に説明させよう、とか、
そういった具合です。

このインカムには、
指示以外にもう1つ、
流すように言われている話があります。

それが、「展望話」と言われる内容の話です。

これが、本日の
「授業中に授業をするな」と言われる理由に
つながってきます。

授業と自習、どちらが大事か

この問い、皆さんならどう考えるでしょうか。

わざわざこう聞いているので、
一般的な回答とは逆、
つまり、授業が大切…
と見せかけて自習の方が大事、
というのが答えになります。

これは、ここまで書かせていただいた塾での
考え方です。

私も、この考え方には同意です。

普通は、限られた授業時間の中で、
講師はできるだけ多くの知識や解法を教えようとします。

授業中にいかにして生徒を伸ばすかが
大事と考えているからです。

一方で、この塾、
そしてそこに影響を受けた私の考えは違います。

いくら上質な授業を展開したところで、
限られた授業時間の中で教えられる内容には限界があります。

しかし、自習の時間はそうではありません。

仮に、1日2時間自習する生徒がいて、
授業を週に2時間取っているとします。

そうすると、週に
自習が14時間、授業が2時間となり、
週の勉強時間の8割以上が
自習ということになります。

2時間の授業の効率を2倍に上げるより、
残り14時間の自習の効率を
1.5倍にするような授業を展開した方が、
その人の成績向上には役立つのだ、
これが、この塾の考え方になります。

私もその通りだと思います。

そこで、授業の中では、
知識を教えるのではなく、
どのようにして自習の効率を上げるのか、
その計画策定やモチベーション向上の話に重点を置きます。

この計画策定やモチベーション向上の話が、
先ほど述べた「展望話」です。

一番大事な「展望話」

この塾で、
インカムで流すように指示されている「展望話」は、
生徒の自習効率を上げる内容の話です。

例えばどのような内容かと言われると、
仮に目の前に成績が伸びずに
自習へのモチベーションが下がっている人がいるとします。

そこに、
「○○さんは将来海外で仕事したいんだよね。
 先生も海外で仕事したことあるんだけど、
 海外で仕事させてもらえるような企業って、
 海外展開しているような大きな企業なんだよね。
 だから、海外で仕事をしたかったら、
 大学も大企業に就職できるような大学に進学する必要があってさ。
 そうなると、英語だけ勉強すればいいって
 話ではなくなるんだよね。
 だからさ、古典とかなんでやるんだろって思うと思うけど、
 これも将来の仕事につながるから、一緒にがんばろ。」

みたいな話をすることです。

この内容がいいか悪いかはわかりませんが、
こういった形で生徒のモチベーション向上、
ひいては自習効率の向上を図る内容を
「展望話」と言います。

そして、この塾では何を教えるかではなく、
こういった話をいかに生徒に刺さる形で話せるかが
大切だと考え、
授業ではなく展望話に時間を割くように言われます。

また、だからこそ、この内容はインカムで流すのです。

先ほど書いた通り、
インカムは講師全員着用しています。

そして、ベテラン講師や塾長からフィードバックをもらいます。

場合によっては、
話しているその場で、
フィードバックをもらうこともあります。

いい例えだね、
そのまま押し切ろう、
最後まで話し切ろう、
といった形です。

もちろんインカムに流すということは、
全員が自身の展望話を聞くということです。

これはなかなかに緊張します。

一方で、受け手としては、
いい展望話が聞けて自身の生徒にも当てはまる内容であれば、
同じ話を自分でもすることができます。

これが、展望話をインカムに通す理由になりますし、
最大の効果かなと思います。

こういった工夫と通して、
各生徒の自習効率を最大化し、
成績を向上させてきたのがこの塾の指導方法です。

そしてこのやり方は非常に理にかなっているなと私自身思いますし、
私が経営している塾の指導の基礎にもなっていると思っています。

まとめ

本日は少し「勉強」という内容からは離れてしまいますが、
別の塾に務めていたときの話をさせていただきました。

塾講師の方は参考にいただける部分があったと思いますし、
それ以外の方は塾の裏側を知っていただけたかなと思います。

また、これは個人的な感想ですが、
この考え方は昨今流行りの「勉強コーチング」の
考え方と非常に似通っていると思います。

「勉強コーチング」とは、授業をするのではなく、
自習を中心にその計画策定と定着度の確認を中心とした
コーチングサービスを提供する塾のことで、
大手で言えば武田塾などが該当すると思います。

従来の予備校のような、
とにかくたくさん授業を受けて、
授業内で演習もして、
という形式ではなくなってきているということです。

私自身どちらが適しているかはわかりませんが、
どちらも選択肢としては間違っていないと思います。

最後うまくまとまってませんが、
こういった流行りの先駆け的な考え方でしたので、
紹介させていただきました。

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