お世話になっております。
家庭教師橋本と申します。
本日も前回に引き続き、TOEICのパートごとの学習方法について解説していきます。
今回はpart2についてです。
前回同様、part2もリスニングセクションになります。
全て音声による問題で、
短いセンテンスに対して、
最も自然な返答を選ぶ、という問題です。
この部分はTOEICの中で唯一、
3択の問題となります。
読み上げられる英文の内容を日本語訳すると、
例えばこんな感じになります。
問題:次の役員会の会議室はどこですか??
選択肢:A.この廊下の先の部屋です。
B.スティーブが話します。
C.2時開始です。
TOEICは昨今難化傾向にあると言われていますが、
このpart2についても同様、
回を追うごとに難しくなっています。
具体的にどう難しくなっているかと言うと、
正解となる回答が変化球的なものが多くなっているということです。
従来は先ほどのように、
質問に対してその答えを述べるという問題がほとんどでした。
最近出てきた問題は、日本語訳するとこんな感じです。
問題:次の役員会の会議室はどこですか??
選択肢:A.私はこの会社で最近働き始めました。
B.スティーブが話します。
C.2時開始です。
答えわかりますでしょうか…
正解はAになります。
最近働き始めたので、
会議室の場所とかはわかんないです…
ということを間接的に答えた回答が、
正解になるということです。
この間接的な質疑応答が、
最初慣れないと非常に難しいと思います。
いくつかパターンがあるので、
徐々にそれに慣れることで対応ができますが、
それでもときどき、
え??それ答えになるの??
みたいなものもあったりして、
TOEICの難化傾向を象徴するパートだなと思っています。
では、このpart2に対する学習方法を説明していきます。
「質より量」、とにかくパターンを覚える!!
結論は標題の通り、
とにかく数をこなす、ということです。
こう考える理由を記載します。
先ほども書いたのですが、
TOEICのパート2の応答にはいくつかのパターンがあります。
会議室の場所を聞くもの、
打合せのスピーカーを聞くもの、
印刷物のコピーを頼むもの、
レポートの提出方法を聞くもの…
挙げればキリがないですが、
たくさんの問題を解いていれば必ず、
「これ見たことある!!」みたいなものも出てきます。
もちろん、それぞれの文章を丸暗記する必要はありません。
基本的には、part2がどうしても苦手という人以外は、
part1と同様、
公式問題集などの模擬試験を使用して学習するということで構いません。
一通り問題を解いたら、
まずはもう一度スクリプトを見ながら聞いて、
英文と日本語を理解できたら、
次はスクリプトを見ずに英文だけ聞きます。
英文だけを聞いて日本語の内容をイメージすることができれば、
その問題の復習は完了です。
細かいところまで聞けるよう何度も何度も繰り返し聞く必要はありません。
とにかく、「質より量」を意識してください。
人によっては、上記のやり方では、
1問の復習が2、3回音声を聞いて終了になる人もいると思います。
それでも全然大丈夫です。
気にする必要はありません。
なんとなく日本語がイメージできるようになれば、
このpart2は大体正答することができます。
確かに一部の問題では、
英文の時制や主語述語の対応関係など
細かいところまで聞き取れないと正解できない問題もありますが、
出てきて1回の試験で2、3問程度です。
基本的に取れなくても気にする必要はありません。
イメージできれば取れる、
そんな問題を落とさないことを意識して取り組みましょう。
part2が苦手な人へ
part2が苦手な人は、
part2に特化した問題集なども発売されていますから、
それらを購入して学習をしてもいいかもしれません。
ただ、よく自身がpart2が苦手だと思っている人にありがちなのは、
「実は苦手じゃない」ということです。
多くの人にとって、part2は短文で構成されているため、
簡単なパート、という印象があります。
そしてそこで答えられない問題があると、
すぐに苦手だと思い込んでしまうのです。
ただ、それは勘違いの場合もあって、
part2も難しい問題は難しいのです。
個人的にはpart3、4の長文より神経使っています。
ですから、間違って当然なのです。
まとめ
とにかく、「質より量」ということを申し上げました。
まずは英文を聞いて内容を大まかにイメージすること、
これをとにかく多くの問題で繰り返すということを意識して
学習してみてください。
今後も、こういったパートごとの学習方法を記載していきます。
また、他にもTOEICや受験関連などの
情報を発信してまいりますので、
引き続き、よろしくお願い致します。
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