今回の標題、聞いたことあるという人も多いのではないでしょうか。
私たちは中学で英語を初めて習うとき、「英語⇒日本語」を習います。
I play tennis.
は、
私はテニスをします。
だと教わるということです。
しかし、俗に言う「英語ができる人」は、この日本語を介すということがないということです。
英語で読んだものを、そのままイメージするということでした。
ものすごい簡単な英語だと、もしかしたらイメージできるかもしれません。
例えば、
This is an apple.
を、
これはりんごです。
と日本語訳するかと思いますが、この英文を見たとき、とっさにリンゴの絵が頭の中に思い浮かびませんでしたか??
私は、これを書きながら、赤いリンゴが机の上に乗っている絵を想像していました。
まずはイメージが頭の中に浮かんでいた方は、「英語を英語で理解する」を理解できている証拠だと思います。
要するに、「英語を英語のまま理解する」ということは、「英語を見て(聞いて)、その場面をイメージする」ということだと思っています。
TOEICで言うと、例えばpart2で短い質問に対して適切な回答を選択する問題があるかと思います。
その問題で英語が読まれた際、頭の中でそれを自分に問いかけられているようにイメージするということです。
どうやったら「英語を英語で理解する」ことができるの??
私はTOEICの学習を中心に、現在では学習当初と比べるとだいぶ高得点を取れるようになりましたが、「英語を英語で理解する」ができるようになったのは、TOEICで800点を取れるようになってからだと思います。
徐々に英文を読む速度が上がり、TOEICのリーディングも終盤まで解けるようになってきました。
一度日本語に直すというよりは、もともと日本語を読んでいるかのように、すらすらと情景を思い浮かべながら読むことができたというイメージです。
では、そうなるように、何か努力していたでしょうか。
答えは「ノー」です。
特に何か、「英語を英語で理解するための努力」はしていません。
例えば、「apple」という単語を見て、多くの人は「リンゴ」という文字面というよりは、赤いリンゴの「絵」をイメージするかと思います。
これに、特に何か努力してきたかと聞かれると、そういうことではないと思っています。
TOEIC等の長文読解でも同じことです。
これまでに習ってきた通り、まずは「英語⇒日本語」を繰り返します。
「英語を英語で…」なんて考える必要はありません。
しっかり頭の中で日本語訳をしていくのです。
TOEICの学習をしているうちは、当然TOEICレベルの長文を読み込むことになります。
同じレベルの長文を読んでいると、そのうち「英語⇒日本語」が「英語⇒イメージ」に勝手に変わってきます。
これは、英語の内容を理解できるようになれば、何も考えずとも変換が可能になってきます。
「そういうものだ」と思っていただければ大丈夫です。
ですので、「英語を英語で理解する」ということがしたい方は、まずは基本動作の「英語⇒日本語」を繰り返すということだと思います。
これを大量に行う、つまり「多読」をするということです。
「英語を英語で理解するためのトレーニング」は全く必要ありません。
そんなことをしている暇があれば、その分「多読」に充ててください。
これが遠回りなようで、一番の近道です。
地道と思われるかもしれませんが、まずは基礎の徹底から、頑張ってみてください。
今後も、当ブログではTOEICを中心とした効率的な学習方法などを発信させていただきます。引き続き、よろしくお願い致します。
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