TOEICを受験したことがある方や模擬試験を多く解いている方は、標題を見て何を言おうとしているかわかるでしょう。
そもそもTOEIC L&Rはリスニングパート、リーディングパートで構成させていますが、順番もこの通りリスニング⇒リーディングで解くことになります。
また、リスニングの前には、英文で説明があります。「説明」では、「これから45分間はリスニングテストです」といった内容や、例題が流れてきます。この内容については各回で変わることはありません。
つまり、この部分は内容を聞く必要はないわけです。この「説明」の約1分30秒、私が受験する際にはある部分の問題を「先読み」することにしています。
今回は、この「先読み」について説明します。
やっていいこと、悪いこと
そもそも、TOEIC L&Rでは、リスニングセクションとリーディングセクションで時間が区切られています。
つまり、リスニングパートの時間にリーディングパートを解くことは禁止されています。その逆もそうです。リーディングパートが早く終わったからといって、リスニングパートの問題を解くことはできません。
最初に記載したリスニングパートの「説明」に該当する約1分30秒は、リスニングパートになります。
ですので、この時間に見ることができるのは、リスニングパートの問題のみということになります。この時間にリーディングの問題を解くことは、「ルール上」できないということです。
リスニング問題における「先読み」とは
では、リスニングパートにおいてこの約1分30秒の間にどこを見るべきでしょうか。
それにはまず、リスニングパートにおける「先読み」を理解していただく必要があります。
「先読み」とは、読んで字にごとく、リスニングの英文が流れてくる前に、問題を読んでしまうことをいいます。
主にpart3、4では、30秒から1分の英文に対して3つの問題が設定されています。その問題文についてはすでに問題用紙に印刷されていますから、そこを先に読んでしまう行為のことです。
30秒から1分程度といえど、読まれた英文を完璧に把握し、記憶として残すことはかなり難しいです。そこで、この「先読み」をすることにより、読まれる英文の中で何を聞く必要があるのか、どこに集中するべきか、などのあたりを付けます。
慣れてくれば、問題文の「先読み」だけで、その後流れてくる英文がある程度予測できたりします。
この「先読み」については、また別の日に詳しくご説明するとします。
話を戻しますと、最初の「説明」の約1分30秒を使い、この「先読み」を進めるわけですが、当然、リスニングパートのうちすべての問題を「先読み」することはできません。
ですので、「先読み」するにしても、どの部分を読むのか、あらかじめ決めておく必要があるということです。
では、これについて、いよいよ実際に私がどの部分を「先読み」しているのか、次回解説致します。
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